引越し当日に出る粗大ゴミや冷蔵庫・洗濯機などの処分はどうすればいい？

2022年11月19日2023年5月27日

引越しは人生の中の大きな出来事。いらない物は引越しまでに処分しようと計画を立てると思います。

しかし、実際は当日までに間に合わなかったり、当日に思いもよらぬ物が出てきたりして、処分に困ることがあるのではないでしょうか。

そこで引越しの際に出てしまったゴミの処分についていくつかの方法をご紹介いたします。

特に粗大ゴミは引っ越しにつきものですが、どの自治体でも出し方が決まっていて、他のゴミのように気軽に捨てられません。今回は粗大ごみの処分方法を中心に、当日に発生するゴミの捨て方についてもお伝えします。

１．粗大ゴミの処分方法は主に４種類

まず、ゴミの分類をおさらいしましょう。

可燃ゴミ	生ゴミ、紙くず、布、一部のプラスチック製品など
不燃ゴミ	小型金属類、ガラス、陶磁器、スプレー缶、小型家電（30㎝四方以下など規則あり）
資源ゴミ	古紙、段ボール、缶、ビン、ペットボトル、発泡スチロール、など
粗大ゴミ	家具、大きな家電、布団、マットレスなど

地方自治体によって定義が微妙に違いますので、お住まいの地域のルールに従ってください。

可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミは毎週決められた曜日があるので、その日に合わせて出しましょう。

しかし、1世帯から一度に大量のゴミが出ると迷惑になるので、小分けにして何回かに分けて出すように心がけましょう。

問題の粗大ゴミですが、４つの処分方法があります。

自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する
リサイクルショップに売る
不用品回収業者に依頼する
引越し業者の回収サービスを利用する

この４つを踏まえて計画的に行ってみましょう。

2．引越し当日に発生した粗大ゴミの処分方法

なるべく引越し前に処分を計画しても、当日にゴミはどうしても出てきてしまいます。引越し当日のゴミの処分について、粗大ゴミを含めてお伝えします。

①生活ゴミの処分について

当日出てしまった生ゴミや生活ごみは、引越し業者が梱包材の処分などと共に持って行ってくれる場合があります。事前に聞いてみましょう。

業者が引き取りをしてくれない場合は、ご近所や友人に頼む手段もあります。しかし、自分のゴミを頼むのですから、手土産を持って丁重に依頼してください。

マイカーがある場合は自治体のゴミ処理場に自己搬入する方法があります。10キロ100円位からで自治体により料金が違いますが、さほど高価格ではありません。

②粗大ゴミの処分について

いくら計画的に粗大ゴミを処分していても、当日いらなくなったり、どうしても処分する必要が発生してしまうことがあると思います。

その場合の、処分方法をいくつかご紹介いたします。

◆引越し業者に依頼する

当日に粗大ゴミが出てしまうと分かったら、すぐに利用する引越し業者に相談することをお勧めします。引き受けてくれる業者は多いでしょう。

大手引越し業者の対応範囲

引っ越しマン	引き取り可能・物によっては高価買取
日本通運	粗大ゴミなどは委任状を出して有料で引き取り
サカイ引越センター	不用品処分を有料で引き取り
ハート引越センター	無料で家具や家電、パソコンや食器類などを回収

以下のものは不可（生ゴミ類／仏壇・仏具/金庫／コピー機/パソコン/危険物、注射針、薬品類／土砂、木材、コンクリートブロックなど）

引越しに伴う不用品の回収を有料で行っている業者は大手以外でも多くあります。当日に対応可能かどうか、また、その際の料金も確認しておきましょう。

◆不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は、即日対応してくれるところが多く、融通が利くところが便利な点です。

きちんと養生して搬出する、大型の重たい物も対応してくれるなど、プロとしてのノウハウを心得ています。

料金体系は回収業者によってかなりばらつきがあります。

事前に料金の確認をしっかり行ってから依頼しましょう。トラックを貸し切るスタイルを提案される場合もあるので、割高にならないように良く検討してください。

中には悪徳回収業者も存在するので、要注意です。一般廃棄物収集運搬許可を持っている業者を選ぶことが重要ポイントです。

※家電リサイクル法の４家電
エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・乾燥機は、家電リサイクル法により有料で引き取ってもらう必要があります。その家電を購入した店舗か、新しく買い替えをする店舗に引き取りを依頼しましょう。今は引越し業者が有料で行っている場合も多いので、こちらも相談してみましょう