6月に引っ越しをすることについて
6月は梅雨時期だから引っ越しが安く済むって噂だけど…
安くなるっていうのは知っているけど、どこも安いんだし見積もりは別に何社もする必要はないんじゃないの?
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに6月は、3月から4月にかけての「年度変わりの春の引っ越しシーズン」を終えて、物件探しや引っ越しの需要も落ち着く時期ですし、さらに梅雨も重なって引っ越しの件数が激減する時期でもあります。
ここでは6月の引っ越しの相場はいくらなのか、また6月の引っ越し料金を少しでも安くするポイントなども紹介いたしますので、引っ越しの予定がある人、引っ越しを考えている人は是非とも参考にしていただければと思います。
6月といえば結婚の季節でもあります。ジューンブライドで心機一転新たに愛の巣で二人暮らしをはじめる、なんて方も少なくありません。
そして6月は、引っ越し業界もゴールデンウィークまでの繁忙期からはさっぱり落ち着いていて、本格的に引っ越しの閑散期となっています。
6月に引っ越すメリットとデメリットについて
梅雨時期の6月に引っ越しにはメリットが多いですが、デメリットもあります。それぞれ見ていきましょう。
- 格安で引っ越しが可能
- 予約が取りやすい
まずは何と言っても価格です。繁忙期と比べて、平均的に30~40%ほど安くなる傾向にあります。
また、繁忙期が終わっていますので比較的希望の日時の予約がとれる傾向にあります。
- 梅雨の時期での引っ越しは根本的に向いていない
雨の中の引っ越し作業は物損などのリスクが高く、トラブルが発生しやすいため、雨の多い6月での引っ越しは避けておきたいという考えもあります。
6月の引っ越し料金は高いのか安いのか
梅雨時期真っ只中である6月は、とにかく人の動きが滞ってしまう時期なので、予約が入りにくく、したがって引っ越し料金が安く設定されます。
進学や転勤による引っ越しはほとんどが4月で終わってしまいます。
また年度変わりのピークから溢れた人らも、遅くてもゴールデンウィーク頃には、ほぼほぼ引っ越しを完了させてしまうため、6月は引っ越しによる人の流れが完全に止まってしまう時期です。
6月の引っ越しはなぜ安いのか
梅雨時期の6月は人の動きが止まってしまうため、なかなか引っ越し予約が埋まりません。
しかし引っ越し会社は、引っ越しの仕事の有無にかかわらず社員に給料を払う必要があります。
多少引っ越し料金が安くなっても仕事がないよりはましと考え、せめて社員の給料分だけでも急場をしのごうと、引っ越し業者は最小限の利益を求めて安く引っ越しを請けてくれるのです。
以上のことから、6月は引っ越しが安い時期となります。
逆に7月になってくると、子供の夏休みが後半に入ってくるため、再び引っ越し料金の相場は上がっていきます。
6月は引っ越し料金のピークに挟まれた、言うなれば谷の時期なのです。
物件は探しにくい一方、家賃が安くなる可能性が
引っ越し前に行う部屋探しでも似たような現象が起こります。
6月は引っ越し業界だけでなく不動産業界にとっても厳しい時期で、繁忙期でも埋まらなかった空き部屋の入居者を何とか確保しようと、家賃を下げることがあります。
5月まででめぼしい物件は軒並み成約済みになっているため、部屋探しはこの上なく苦労するでしょうが、うまくいけば通常よりも安い家賃で部屋を借りられるかもしれません。
6月の引っ越し料金をさらに安くするために
ここからは、引っ越し料金をちょっとでも安くするポイントをいくつかお示しします。
手っ取り早いのは無料一括見積り
確かにどの引っ越し業者も、6月の料金は繁忙期に比べて平均で30〜40%安くなるとされていますが、1社だけの引っ越し業者に見積りをとってそのまま契約するのは損をしてしまうかもしれません。
なぜならその引っ越し業者が最安値であるとは限らないからです。
複数の業者から見積もりをとらなければいけない理由は、引っ越し業者によって、「割引率が異なる」からです。
割引率はそれぞれでなぜ違うのか
この割引率がどうやって決まるのかというと、なんといっても実際に引っ越しする日時がその引っ越し業者にとって予約がなく、要するに暇なのかどうかなのです。
例えば、その日はたまたま他の引っ越し業者より予約が詰まっているところと、同じ日でもまったく予約がなく必死で予約をとろうとする引っ越し業者では割引額が変わってくるのは容易に想像できます。
つまり割引額は、業者の本気度を示すバロメーターとも言えます。
複数の業者に見積もりを依頼することで、引っ越し業者間で見積もり料金の価格競争を促して、最安値の業者を選ぶことができるのです。
また、時間を指定せずに引っ越し業者側に依頼するだけでも、引っ越し業者側は空いている時間を効率よく埋めることからできて助かるので料金を割引してくれます。
荷物の配達も受け取り時間を指定すると料金が高くなりますが、それと同じシステムですね。
できるだけ自分で荷物を梱包、運搬する
実際に見積もり業者と交渉するときに、例えば軽トラックを自分で用意して、衣類や小物といった比較的小さな荷物はセルフで梱包、運搬することなどを担当者に伝えてみしょう。
そうすれば運搬容量が少なくなり、運搬トラックのサイズや台数、人件費を減らせるので、さらにコストカットができます。ですが先述の通り、梅雨時期なので雨風などに細心の注意が必要です。
自分で運べるからと高をくくり、お気に入り服や小物を雨で汚してしまい、クリーニング代や買い替えといった予想外の出費がでて逆に出費がかさんでしまった、なんてことにならないように、無理に自分達だけで運搬はせず、大切な荷物は心得のあるプロの手を借りていきましょう。
また、単身引越しなら「くらしのマーケット」や「赤帽」などで引越しをする事により、費用をかなり抑える事が出来ます。
引っ越し業者の6月のカレンダーを調べる
基本的に引っ越し会社のホームページを調べると、料金がいつ安くなるのかが分かります。
例えば、2022年6月の場合、引っ越しお得日は以下のようになっております。
1日◆2日◆6から9日◆13から16日◆20から22日◆27日◆28日
1から3日◇6から10日◇14から17日◇20から24日◇27から30日
上記のお得日からもわかるように、閑散期である6月でも特に平日は、殆どがお得日になります。
狙い目の日にちが決まっている場合は、先に予約がうまらないように希望日は早めにおさえておきましょう。
6月の平日かつ仏滅が狙い目
6月は祝日がないので、土日や平日の大安日、月末以外であれば安くなる可能性が高いです。
例えば2022年6月だと平日の大安日は17日、23日です。先の例に戻ると、サカイ引越センターは大安吉日はお得日からは外れています。
できれば大安吉日や土日月末は避け、余裕があれば平日の仏滅などに早めに予約を取るようにするとただでさえ安い6月の中でも最も引っ越し費用を安くおさえることができます。
六曜のジンクスに対して抵抗のない方は積極的に使っていきたいところです。
オプションサービスを安くする交渉をする
6月は引越業者も予約を取るために必死なので、段ボール回収などの通常有料であるサービスを無料でやってくれたり、エアコン工事代を安くする場合もありますので、見積もりの際にひとこと相談してみるのもやってみる価値はあります。
6月に引っ越しをするときの注意点
6月の引っ越しで気をつけなければいけないことは、なんといっても梅雨による雨の影響です。
大型台風でも襲来しない限り、雨を原因にして引っ越しが中止になるということはほとんどありません。
ですので雨に濡れても大丈夫な梱包を心がけて前もって事前に対策しておく必要があります。
引っ越しの見積もりの相談の際には、雨の場合の対応について引っ越し業者と打ち合わせをしておくとよいでしょう。
間違ってもこの日に雨が降ることはないだろうと楽観的に考えてしまうのはやめましょう。痛い目に遭います。
また、6月は梅雨時期で湿度が非常に高く、湿気のこもりやすい段ボールの中でかびが発生しやすい環境になるので、引っ越し当日が雨でなくても、段ボールに荷物を入れたままにせず早めに荷解きを行うようにします。
新居が濡れないようにタオルを複数枚用意する
雨水で濡れてしまうのは荷物だけではありません。雨の日の引っ越しの場合は、荷物の搬入の際に新居もどうしても汚れてしまいます。
すぐに汚れを落とせるように使い捨てのタオルや布きれを大量に準備しておきましょう。古い新聞紙を用意して新居に敷いておき、その上に荷物を置くというのも一案です。
引っ越し業者が考えるいわゆる採算の限界値と見積もりで提示する金額には開きがあります。ですので、1円でも安く引っ越したいときは、最終的な金額をどうやって限界値に近づけられるかがポイントです。
ただし、複数の引っ越し業者に見積りを請求するのは大変な作業です。1度で複数の会社に見積り依頼のできる【引越し侍】を利用すると、6月のおおよその引っ越し相場が把握でき、引っ越し業者との料金交渉を賢く効率的に行うことができます。
皆さんも引っ越しをする際は可能な限り6月を選んで、お得に引っ越しをしましょう。
コメント