最近引っ越しは赤帽が良いってよく聞くんだけど実際どうなの?
赤帽は単身引越しにおススメって聞いたけど何で単身引越し?
赤帽と言えば皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか。30歳以上の方であれば、赤帽=配送業者というイメージをお持ちかと思います。白と赤を基調とした軽トラックで走っているのを町中でもよく見かけるかと思います。
私の中での赤帽は「高齢の方」が多いイメージでしたが、最近では20代の方も活躍されていると聞きます。
そして最近、ちょっとした赤帽ブームが来ているのを皆さんご存じでしょうか。ここ最近、赤帽は引越しに力を入れていて「激安価格」で引越しをしている事で認知され始めています。
2021年度は引越し業者「顧客満足度」の2位にも選ばれています。※1位はサカイ引越センター
今回は、この赤帽の引越しについて徹底的に解説していきたいと思っているのですが、赤帽引越が激安価格の理由と費用相場、また利用者からの実際の口コミ・レビューなど赤帽についての全てをここで詳しく解説していきたいと思いますので是非最後まで読んで、賢く赤帽での引越しを利用しましょう!
赤帽ってなに?
赤帽は「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」と言い、軽貨物運送業を営む個人事業主や法人の集まった組織です。
個人で赤帽に所属して「〇〇運送」と自身の屋号を使用したり、法人で「㈱〇〇」として運営している方で集められています。
赤帽は1975年に設立され全国各地に8,000人の組合員がおり、その8,000人が全国各地で配送や運搬、引越しなどの業務を日々行っています。
赤帽引越のメリットとデメリット
赤帽引越しの最大の強みは「低価格」という点です。引越しの業者は大きく分けて3つあります。
大手引越し会社 | 誰もが知っているサカイや日本通運など |
地域密着型中小引越し会社 | 地域に本社を構える中小引越し業者 |
個人引越し業 | 基本1人で行っている個人業者 |
赤帽はこの3つどれにも属しませんが、①でもあり②でもあり③でもあります。理由は以下になります。
- 赤帽そのものが全国規模である
- 全国各地に組合員がいるので地域に強い
- ほとんどが個人業者である
言い方を変えれば、大手業者と地元業者と個人業者の良い面を3つとも持っているという事です。しかし、逆に言うと3つとも少し足りない点があります。足りない点は以下になります。
- 大手業者の様に特殊・大型車両を使えない
- 地域密着型業者の様にトラックを所有していない
- 個人業者より価格帯で負ける
サカイやアートのような大手引越し業者はどんな引越しでも柔軟に対応が出来ます。引越し規模によっては大型車両も稼働させる事ができますし、その現場によって柔軟に対応が可能です。
地域の中小業者は大手には叶いませんが、中型から大型の車両をしようします。サービス面や柔軟さ、作業スタッフの質や人員は大手に負けますが、その分引っ越し費用は大手よりもかなり安く引越しをする事が可能です。
個人業者は赤帽と同じように軽貨物車両を使用して主に単身者向けに引越しを行います。サービスや品質にも幅があり、柔軟さはありませんが価格帯はかなり安く行う事が可能です。
引越しを安く考えているのは皆さん一緒かと思います。以下は安く引越しが出来る順になります。
- くらしのマーケット・個人引越し業者
- 赤帽引越し
- 地元の地域密着型引越し業者
- 大手引越し会社
くらしのマーケットは個人業者や法人会社をそのジャンルによって仲介するポータルサイトです。くらしのマーケットを利用する事で単身引越しはかなり安く済ませる事が可能です。以下の記事でくらしのマーケットについて詳しく解説させて頂きています。是非参考にしてください。
赤帽引越しの最大の強み
赤帽引越は全国各地に組合員がいるので、どの地域でも気軽に利用して頂けるのは理解して頂けたかと思います。そしてくらしのマーケットや個人業者には価格帯は少しだけ劣ってしまいますが、遜色のない金額で引越しを行う事が可能です。
赤帽引越は基本的に単身引越しがメインとなっています。しかしファミリー向けの引越しにも対応する事が可能です。
業者規模 | 単身引越し | 単身パック | ファミリー向け引っ越し | 引越し費用 |
---|---|---|---|---|
赤帽引越し | ||||
大手引越し業者 | ||||
地域中小引越し業者 | ||||
個人業者 |
赤帽引越の最大の強みは、全国各地に組合員がいる事です。8,000人の組合員が全国各地に点在しているので、基本的に予約が取れないという事がありません。
上記の図では、ファミリー向け引っ越しの欄を△にしていますが、ファミリー向け引っ越しにも対応は可能です。赤帽は軽貨物車両を使用しての引越しになります。大型のトラックなどの引越しは出来ません。
しかし赤帽では、組合員同士で仕事の振り合いが可能です。ファミリー向けで複数台の軽貨物車両が必要な時でも、仲間内でサポートし合って仕事をこなす事が可能です。しかも低価格での引越しが可能なのでファミリー向け引っ越しでもおすす出来ます。
赤帽で対応できること、できない事は以下の公式ホームページのQ&Aに記載されていますのでよくお読みくださいませ。
赤帽引越しの基本料金
赤帽の基本料金は以下の2種類になります。
- 距離制運賃
- 時間制運賃
しかしこの基本料金はあくまで「赤帽」の基本料金であり、「赤帽引越し」は別の基本料金となります。赤帽引越の基本料金以下になります。
料金体系 | 料金 | |
基本料金(2時間20km以内) | 13,750円 | |
追加料金(1時間) | 3,300円 | |
追加距離料金 | ~50km (1kmあたり) | 220円 |
~100km(1kmあたり) | 165円 | |
~150km(1kmあたり) | 132円 | |
150km~(1kmあたり) | 110円 | |
割り増しになる場合 | 土・日・祝日 | 合計金額の20%増し |
深夜・早朝(22~5時) | 合計金額の30%増し | |
繁忙期(3.4月) | 合計金額の10%増し | |
階段作業や養生など | 別途相談 |
赤帽引っ越しで単身引越しは2時間以内で完了するのか
上記の表は1台1名での基本料金となります。ここで注意する箇所は「2時間20km以内」という箇所になります。
単身引越しとは言っても、人によって荷物量や重量物によって様々です。20km以内という部分は、自身で事前に距離をGoogleマップなどで確認すればいいですが、引越し経験の少ない人は「2時間」という時間内で引越しが終わるか終わらないかが分からないかと思います。
ここで大まかな引越し時間については以下の通りです。
荷造りは完璧に終わっている。運び出すのみ | 2時間以内に終わる可能性大 |
荷造りがまだ完璧ではない。業者が来ても同時進行になる | 2時間以内に終わらない可能性大 |
荷造りは終わっているが、家具家電はそのままにしている | 2時間以上かかる可能性がある |
荷造りは終わっているが階段作業で重い荷物も多い | 2時間以内に終わらない可能性大 |
荷物が多くエレベーターはあるが住民の出入りが多い | 2時間以上かかる可能性がある |
この表だけではなかなか伝わらないかもしれませんが、単身引越しで作業員が一人の場合、2時間以内で引越しが終わるパターンは50%ほどの確率と思ってください。
まずエレベーターが無く、階段作業の場合は確実に引越しが終了するまで2時間以上の時間がかかります。
荷造りが完全に終わっており、すぐに荷物の身を運び出せる状況であれば2時間以内で終わる可能性がありますが、私の経験上で言うと単身引越しのお客様で、荷造りが完璧に終わっていてすぐに荷物を運び出せる状況というケースが多くありません。
この基本料金を見て、ほとんどの引越し経験者は「絶妙な時間設定してるな~」と思うでしょう。単身引越しの2時間はそれくらいギリギリ終わるか終わらないかの時間になります。
ですので、2時間以内に終わらない可能性が高い方は重い荷物は手伝って一緒に運ぶなどの協力はして、追加の時間料金を払わない様にしましょう。
階段作業や養生の料金
階段作業や養生の料金は別途相談と記載されています。これは組合員に異なってくるという認識で大丈夫です。
「2階なら無料で良いですよ」と言う業者もいますし追加料金がかかる業者もいます。
養生に関しては、例え単身引越しであっても住んでいるマンションや引越し先のマンションによっては養生をしなければならない場所があります。
特に新築マンションは養生をしなければならない可能性が高いので、引越し時には管理会社に確認するようにしましょう。
そして養生そのものが非対応の業者もいます。養生にはプラスチックダンボールやロールビニールシートなどがかなり必要になります。倉庫などが無い業者は養生そのものに対応していません。そして養生に対応している業者の方が少ない事を覚えておきましょう。
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