引越しの時に、ゴミをどうやって引き取ってもらうか苦労する方は結構いらっしゃると思います。
引越しが近づくと、ゴミの量が思っていたよりも遥かに多くて驚くことは良くあります。
それと、引越す日になってゴミをどうやって処分したら良いか困ってしまうことも。ゴミの引き取り・処分を、手間をかけずに短時間で済ますのは、慌ただしい引越し前にはとても大切なことです。
そこでこの記事では、引越し時のゴミの引き取りに関するポイントを説明して行きます。
しっかりした段取りでゴミの引き取りをスムーズに
引越し前のゴミの引き取りで確認しておくべきポイントをいくつか紹介します。
引越しでゴミが出るのは当たり前
引越し前にゴミが出るのは当然と認識しておいて間違いはありません。その量は、想像の2倍や3倍どころではなく、10倍はあると覚悟しておいたほうが良いでしょう。
使わなくなった家電や家具、着ることのない衣服、もう読むことのない書籍など、かなり多くのものがゴミとなって出てきます。引越し日が決まったら、その前から余裕を持ってゴミの引き取り作業をし始めることが重要です。
ゴミは自治体か業者に引き取ってもらう
基本的には、引越し時のゴミは自治体で引き取ってもらうようにしましょう。
普段出るような一般のゴミ(可燃ごみ、不燃ごみ、資源ゴミなど)は、それぞれの収集日に出します。粗大ゴミ(大型家電、大型家具など)は、自治体の粗大ゴミ回収制度を利用すると良いでしょう。
自治体に出せない粗大ゴミは、粗大ゴミ回収業者があるのでそこへ依頼をします。1~2週間前までには頼んでおいたほうが安心です。大抵のものは持って行ってくれます。
引越し当日では遅いかも
自治体のゴミ回収も、粗大ゴミ回収業者も、引き取りには時間がかかります。ということで、引越しのゴミは段取りが肝となります。
自治体の可燃ごみ回収は週に2回、不燃ゴミ回収は月に2~4回程度です。粗大ゴミ回収業者に関しては、依頼をしてから、早ければ当日に来てくれることもありますが、だいたいは1週間か、繁忙期ならそれ以上先になることもあります。
引越し当日になってから慌ててゴミ回収業者を探しても、引き受けてくれるゴミ回収業者がひとつも見つからないということは有り得ます。
ゴミの引き取りは、ゴミの種類ごとの引き取り日を確認する、引越し日までのゴミの引き取りスケジュールを組む、すぐに捨てなくても良いゴミや捨てるかどうか迷うものは引越し先へ持って行くことを検討する、というように、段取り良く行なうことが肝心です。
引越し当日は、本当にすぐ必要なものだけを持ち運ぶようにするのが上手なやり方です。
ゴミの種類別処分方法
ここからは、ゴミごとの処分方法の違いについて説明して行きます。自治体によって異なる部分はありますが、基本的なところはおさえておくようにしましょう。
ごみの種類は以下の様にまとめられます。
- 可燃ゴミ
- 不燃ゴミ
- 資源ゴミ
- 粗大ゴミ
- 有害ゴミ
可燃ゴミ
普段出てくる、紙類、プラスチック類、生ゴミなどのゴミです。
だいたい、自治体で週に2~3回くらいの回収となっています。所定のゴミ袋を使用し、決められた日、決められた場所に置いておけば回収してくれます。
不燃ゴミ
可燃ゴミとして出すことのできない、金属類、ガラス類、刃物、CDなどのゴミです。
だいたいは、自治体で月に2~3回程度の回収となっています。所定の回収日に、決められた場所に置いておけば回収してくれます。
資源ゴミ
リサイクルできる、紙類(書籍や段ボールなど)や瓶缶類、発泡スチロールなどのゴミです。
大抵は、自治体で月に2~4回程度の回収となっています。
所定の場所に瓶缶類などは入れます。紙類・発泡スチロールなどはばらばらにならないよう紐などで縛ることになっています。
粗大ゴミ
大きくて持ち運びの難しい、家電や家具、カーペット、布団、自転車などのゴミです。
これらは、自治体の粗大ゴミ回収制度で引き取ってもらうことができます。
そのほか、粗大ゴミ回収業者や、引越し業者の一部が引き取ってくれることもあります。まだ使えそうなものなら、リサイクルショップで買い取りしてもらうという方法もあります。
有害ゴミ
通常の処分方法では有害とされる、乾電池、充電池などの電池類や、蛍光灯、電球などの電球類のゴミです。
電池類については、自治体の所定の場所へ出すか、ホームセンターや家電量販店などにある回収ボックスでも引き取りが可能です。
電球類については、危険物(有害物)などと記載したり、新聞紙などで包んだりして、通常は不燃ゴミの日に出します。また、特別な引き取り方法になっている自治体もあるので、その辺りは事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
ゴミの引き取りが引越し当日に
あらかじめしっかりと引越し前から段取りを組んでいたとしても、引越しの当日にゴミが出てしまうことはあります。そんな時にどうしたら良いか、どんな方法があるかを説明して行きます。
①引越し先へ持って行く
引越し当日のゴミは、紙類や衣類など、持ち運びに抵抗がないものであれば、引越し先へ持って行ってしまうという手があります。
引越しが終わって落ち着いてから、ネットオークションやリサイクルショップに出せるものは出すという方法もあります。
ただし、粗大ゴミクラスの大きな家電や家具などを引越し業者へ頼むと、引越し料金は高くなるのが一般的なので注意が必要です。
②廃棄物処理センターなどへ持って行く
廃棄物処理センター、じん芥処理場などへ持って行き、引き取りしてもらう方法があります。
地域のゴミを一手に引き受け処理する施設を持つ自治体もあります。
その地域の住民に対し、kg単価の安い料金でゴミの引き取りをしています。
可燃ゴミや不燃ゴミ、資源ゴミでも引き取りをしているので、引越し時のゴミを全部まとめてここへ持ち込むというやり方も、案外手間がかからず良い方法かもしれません。
また、曜日や時間によって受け付けていない時があるので、そこはあらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。
③引越し業者に引き取ってもらう
引越し業者に、引越し当日のゴミを引き取ってもらえることがあります。
大抵の引越し業者は、ゴミの引き取りも業務の一環として行っています。
ただし、引越し業者は契約時の内容に合わせて車両の大きさを選定しているので、車両に対して荷物がギリギリな場合、急遽、当日になってゴミの引き取りまで頼んでも、対応してもらえないかもしれません。
また、ゴミの引き取りに追加料金を請求してくる引越し業者もあります。
当日になってからだと、その追加料金が割高になることがあるので、相談や契約をする段階で確認しておいたほうが良いでしょう。
ちなみにですが、100円引越しセンターには、オプションサービスとして不用品引き取りというものがあります。
まとめ
今回は、多くの人が引越しの時に苦労するゴミの引き取りについて説明してきました。
引越し時のゴミの引き取りでは、段取りを引越し日から逆算して組むようにする、ゴミの種類ごとの異なる引き取り方法を把握しておく、引越し当日のゴミの引き取り方法についても確認しておく、この辺りが大切です。
紹介してきたポイントをしっかり押さえてさえおけば、引越し時のゴミの引き取りは容易に行なうことができるはずです。
引越し当日になってゴミの引き取りで困ってしまうことのないよう、ぜひこの内容を参考にしていただければと思います。
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