洗濯機は、引っ越し前に水抜きをするようにしてから、引越し先に運搬をしなくてはなりません。
この水抜きのやり方が間違ってしまっていると、最悪の場合、洗濯機が故障をしてしまったり、買い替えをしなくてはならない可能性もあります。ですので、正しい方法で洗濯機の水抜きをしてから運搬をしましょう。
引越し先に運搬をしたとしても、設置をしなくては洗濯機を使うことはできません。ですが、水抜きと同じく、設置方法も正しい方法でしなくてはなりません。
事前にしなくてはならないことや、設置について解説をしていきます。
引越し時の洗濯機は水抜きをして故障を防止する
引っ越し前に必ずしておくべきこととして、洗濯機内部の水を水抜きする必要があります。
洗濯機の中にまだ水があると、運んでいるときに中にある水のせいで故障をしてしまったり水漏れをしてしまうことがあります。ですので、水抜きは徹底的に行わなくてはなりません。
このときの注意点として、給水ホース内に水がまだある場合、タオルで対処しましょう。
脱水はその洗濯機の中で一番時間が短いものを選んでも問題ありません。
洗濯機に洗剤ボックスがあるのであれば、この洗剤も洗濯機から外しておいて下さい。
そうすると排水ホースに残っている水を除去できます。
ただし、お使いの洗濯機が全自動洗濯機なのであれば、傾け過ぎると故障をしてしまうおそれもありますので気をつけて下さい。
ここまで水抜きをするための手順を紹介しましたが、お使いの洗濯機によっては手順が違うこともあります。ですので、事前に取扱説明書を見て、正しい方法で水抜きをしましょう。
引っ越しをするときに洗濯機の取扱で気をつけるべきことについて
洗濯機というのは重さもありますし、取り外し及び取付作業は正しい手順で行わなくてはなりません。ですので、自信がないのであれば自分で行うのではなく、引越し会社に依頼をしたほうが確実です。
引越し会社に依頼をするのであれば、チェックしておくべきことがいくつかあります。
- 引越し先に今使っている洗濯機の設置場所に設置することが可能なのか
- 給水ホースや排水ホースなどはちゃんとあるか
- 床面と水平にちゃんと洗濯機を置くことは可能か
この3つは必ず確認をしておきましょう。
引越し先に洗濯機を置くことは可能か
今使っている洗濯機が必ずしも引越し先にも設置できるとは限りません。ですので、引越し先が決まった時点で設置スペースに設置可能か必ずチェックしてください。
中には洗濯機パンがある物件もあります。このような場合、洗濯機のサイズと一致させることができずに、設置不可能になっていることもあるので注意しましょう。
引越し先で使うことができないのであれば、誰かに譲ったり処分をして、新たに設置できる洗濯機を用意して下さい。
付属品が無くならないように気をつけよう
洗濯機にはホースなどの付属品がいくつかあります。
これらの付属品を取外したら、これらの付属品をなくさないように気をつけましょう。
どれか一つでも失ってしまうと、洗濯機を設置しても水漏れなどをして使用できなくなってしまう恐れがありますので慎重に取り扱うようにして下さい。
必ず水平に洗濯機を設置しよう
引越し先に洗濯機を設置するときには、絶対に水平に床におくようにしてください。
大体の場合は、引越し会社のスタッフが引越し先にて設置をしてくれるのですが、必ず設置をしてもらえるとは限りません。
ですので、必ず洗濯機の取扱説明書はいつでも見れる状態にしておくべきです。
洗濯機だけの引っ越しで見積り依頼をしたい場合
引越し侍を利用して、洗濯機だけ引越し見積もりをしてもらいたいのであれば、次の手順で依頼をしましょう。
引越し侍でこのように手続きをすれば、洗濯機の見積もりを複数引越し業者に一括見積もりをしてもらえます。
引越し会社によってプランは異なるのですが、中には家電や大きなサイズに家具のみの運搬をしてくれる会社もあります。このような引越し会社に依頼をすることを検討してみてもいいでしょう。
洗濯機だけを引っ越しするプランを用意している業者
ダック引越センターやアーク引越センター、ヤマトホームコンビニエンスにて、家電や家具のみの運搬をしてくれるプランを提供しています。
次の業者は洗濯機だけの引っ越しもプランとして提供している引越し会社となります。
なおらくらく家財宅急便というプランを提供しているヤマトホームコンビニエンスでは、荷物の大きさや引越し先との距離によって料金が異なります。
引越し先で自分で洗濯機の設置をする場合
引越し会社に頼まずに自分で洗濯機の取り付けをするのであれば、一人で行ってはいけません。
必ず最低でも二人で取り付けをして下さい。
洗濯機というのは家電の中でも重量がありますので、移動させるだけでも大変ですし、設置をするときには水平にしなくてはならないためです。一人暮らしで引っ越しをするのであれば、知人に手を貸してもらうようお願いをしましょう。
洗濯機を自分で取り付けるのであれば、次のような方法で行いましょう。
基本的にこの手順となります。
はじめに排水口と排水ホース、そして洗濯機を正確につなぐようにしましょう。ちゃんと繋いでいなかった場合、選択し終わった後に排水を正常に行うことができません。それによって水漏れしてしまう原因になります。
設置場所に少し余裕があるのであれば、排水口に少しでも近づけるように洗濯機を置いた方がホースを繋ぎやすくなります。
どうしても洗濯機の真下に排水口があるような状態で設置をしなくてはならないのであれば、少し位置をずらしてから排水ホースを接続する、もしくは市販されているかさ上げ台を購入して、洗濯機と排水口に少しスペースを作ったほうがスムーズに作業できます。
排水ホースを繋いだら、次は感電を防ぐためのアース線を取り付けましょう。アース線を取り付けるときの注意点として、コンセントを刺さない状態で作業を必ずして下さい。
ネジをアース線と絡ませたら、ネジを締めますが、ネジは締め過ぎるとアース線が切断されてしまう恐れがあります。
ですので、締めすぎないようにして下さい。
アース線も取り付け完了したら、給水ホースをつなげていきます。
ワンタッチ水栓が蛇口に備わっているのであれば、レバー部分に給水ホースを取り付けるだけですので、非常に簡単です。
引越し先にワンタッチ水栓が備わっていないのであれば、ニップルという付属品を蛇口に取り付けてから繋げる必要があります。
給水ホースを蛇口に取り付けたら、給水ホースの反対側を洗濯機と繋げれば設置完了となります。
引越し会社に洗濯機の取付作業をしてもらう
引っ越し会社の中には、洗濯機の取り付けをオプションで提供している会社もあります。このようなプランを利用すれば引越しスタッフが対応をしてくれます。
ベストなのは、見積もりをしてもらうときに、洗濯機の取り付けも可能か確認をする方法です。
引越の見積もりをしてもらったあとでも、相談をすれば対応をしてくれる業者もありますので試してみて下さい。
引っ越し日に洗濯機の取り付けを依頼してもOKをしてもらえることもありますが、ギリギリではなく余裕を持って相談をしておくべきです。
引っ越し会社以外にも、便利屋や水道などの修理業者でも洗濯機の取り付けを依頼できますので、このような業者に依頼をすることも検討してみて下さい。
洗濯機の取付費用は?
依頼する業者によって洗濯機の取付費用は違ってきます。
業者に依頼をした場合は、5000円から8000円程度が相場になっています。
そして、引越し会社のオプションの場合は、無料から8000円くらいが相場です。
引越し会社の中には、オプションにしても設置費用がかからない場合もあります。
便利屋や修理業者に依頼をしたり取付費用を支払うのであれば、最初から引越し会社に依頼をしたほうが二度手間になりませんし、無料の場合もありますのでおすすめです。
契約を結んだ引越し会社がオプションとして取り付けを行っていないときに、便利屋などに依頼をすることを検討しましょう。
まとめ
引っ越し日に引越し会社が洗濯機の取り外し及び設置をしてくれることが大半を締めていますが、それでも引っ越し前までに水抜きなどは終わらせるようにして下さい。
引越し先に今まで使っていた洗濯機を持っていかないのであれば、引っ越し日までにどうやって処分をするのか決めておきましょう。
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