新生活のために引越しをする、あるいは引越しを完了させたアナタ!
アパートやマンションなどの近隣住民に挨拶すべきか悩んでいませんか?
行くとしても、「いつ行ったらいいのか?」「手土産などは渡した方がいいの?」「1人暮らしだけど行くべき?」など、心配なことや悩んでしまうことが様々あると思います。
そこで今回はアパートやマンションなど賃貸物件に引っ越したときに周りの住人へ挨拶が必要なのか?という疑問について解説しようと思います。
近隣住民への挨拶は必要?
数年前は引っ越し時に近隣への挨拶は絶対に必要だという考えが当たり前で、「遠くの親戚家族より近くの他人」といった言葉がありました。
また、災害など何かあったときにお互いに認識し合って助け合えるような関係性を築くことが重要視されていました。
しかし、現在ではその考え方は変化しており、「隣に誰が住んでいるか分からない」「顔は何となく知っているけど名前までは・・」といった方がほとんど。
そう、近隣住民への挨拶は「必ずしなければならない」というわけではないのです。
このように変化した要因は「したくないから」「めんどくさいから」といった理由ではなく、状況などに合わせて柔軟に対応しなければならない、ということ。
では具体的にどのようなケースがあるのか、それぞれ解説します。
ケース1①複数人(家族)のお引越しの場合
ご家族でのお引越しで特に小さなお子さんがいる場合ですが、挨拶回りはしておいた方が良いかもしれません。
というのも、住んでいる地域によって行われている自治会や子ども会といった集会でご近所の方とも多く関わる可能性がありますし、公園や近隣施設で会って話したり子供同士を遊ばせることも可能性としては考えられます。
また、習い事や保育園・小学校の良い情報を教えてもらえる機会があるかもしれないので、ご近所の方と仲良くすることはメリットしかありません。
なお、引越し先がアパートやマンションの場合はお子さんの足音や泣き声などで騒がしくしてしまう可能性が十分に考えられるため、下の部屋と左右の部屋には挨拶へ行った方が良いです。
そのときに特に騒音を出してしまう可能性があることをきちんと伝えておくと安心です。
ケース②女性の1人暮らしの場合
女性の1人暮らしの場合は、引越し先が女性専用賃貸物件なのかそうでないのかによって対応を変えると良いでしょう。
女性専用賃貸物件ではない場合、女性の1人暮らしだと周囲にバレることで防犯面で不安になってしまったり、男性やすぐに助けに来れる人がいないということで何かの被害に合いやすく可能性も。
ですので、必ず挨拶をしないといけないとは限りません。
どうしても挨拶をしておきたいという場合には父親や兄妹(できれば男性)、恋人や知人と一緒に挨拶に回るようにしましょう。
そのときに1人暮らしであると伝える必要はありませんし、同居人がいると思わせておいた方がより安心できます。
ケース③学生の1人暮らしの場合
女性の1人暮らしのケースと同様で、住む環境によって対応を変えると良いでしょう。
学生寮や同性の学生が多いと分かっているのであれば、挨拶することによって仲良くなるきっかけになることもあります。
また、初めての1人暮らしであることがほとんどだと思いますので、不安な方は両親と一緒に挨拶回りに行くと良いでしょう。
ケース④何度訪問しても不在のご近所さんの場合
これは挨拶回りをしたときのケースになりますが、ご近所さんがいつ訪問しても反応してくれなかったり不在である場合があります。
この理由として本当にタイミングが合わなくて不在であることもありますが、たとえば女性の1人暮らしで防犯上の理由で出てこなかったり、挨拶自体を不要だと考えていてあまり出たくないという方もいるため。
ですので、この場合は無理に訪問回数を増やしたりすると、かえって嫌がられてしまうことがありますので、偶然会ったタイミングに声掛けする程度で問題ありません。
また、単身者用の賃貸である場合はそもそもご近所付き合いをしたいと考えていない可能性もありますので、あまり深く考えなくても良いでしょう。
引っ越しの挨拶マナーいろいろ
では実際に挨拶回りをするときにはどんなことに気を付けると良いのでしょうか?
ここからは引越しの挨拶マナーについて詳しく解説していきます。
1.どの範囲で挨拶すればいい?
具体的に引越し挨拶はどこまですれば良いでしょうか?
一般的に一軒家で言われているのは「向こう3軒両隣」。
お向かいとお向かいの両隣、そして自宅の両隣の5件分という意味です。
マンションであれば自部屋の両隣と上下階の1部屋ずつの計4部屋分にしておくと良いでしょう。
なお、ご近所付き合いが深かったり自治会がしっかりしているマンションなどの場合にはグループや班長などが分かれば自分が属しているグループの方にも挨拶しておくと自治会行事のときに声を掛けやすくなるためオススメです。
2.挨拶に行く時期・時間帯は?
挨拶に行くタイミングは、住む環境によって考えてみると良いです。
たとえば挨拶に行きたいお宅が家族の場合、夕方17時~20時には全員帰宅されていることが多いと思いますが、夕食の準備中・食事中であることも。
ですので、夕方以降の時間は避けるのが無難ですが、あえて挨拶に行き早めに終わらせるようにするのも良いかもしれません。
単身者の場合は生活リズムがバラバラで、自分と合わないことの方が多いと思います。
どうしてもタイミングが合わない場合は無理に訪問しようとせず、手土産を挨拶の手紙と一緒にポストに入れておき、いつか会ったタイミングで軽く挨拶すると良いでしょう。
なお、引越しの挨拶は引っ越してから3日以内に済ませるようにして、遅くても1週間以内にしておくと相手の方にも認識してもらいやすくなります。
挨拶のタイミングが遅くなってしまうと、「今さら?」と思われてしまったり、不審に思われて居留守を使われてしまうことも。
もちろん、1週間以上経ってもタイミングが合わず挨拶ができないこともありますので、そうなった場合は先程お伝えしたとおり、手紙を入れておくなどの対応にしましょう。
3.手土産は何がいい?
あまり細かな決まりはありませんが、引越し挨拶の手土産は500円~1500円程度の相手の負担になりにくいものを選ぶと良いです。
日持ちするお菓子などの食品類からタオル・掃除用品のセット・石鹸といったすぐに使えて手元に残らないものを選ぶのが一般的で、最近だとギフト券を選ばれる方もいます。
また、あまりにも高級品すぎるともらう側が気を使いますし、後々何かのトラブルになってしまうこともありますので、予算は比較的抑えめにすると良いかもしれませんね。
ちなみに、遠方からの引越しの場合には地元の名産品を選ぶと喜ばれたり、仲良くなれるきっかけになることもあるためオススメです。
また、手土産用の「のし」は包装された手土産の上から紅白蝶結びを付ける上のしにして、表書きは「御挨拶」か「粗品」と記載し、水引下に苗字のみを記載します。
手土産品を扱っているお店の中には印刷されたのしを用意しており、包装後に貼り付けてくれるサービスがありますので、それを利用できれば簡単です。
4.印象の良い挨拶を行うコツ
そもそも挨拶をする理由は「顔見知りになること」「何かあったときに助け合うため」「騒がしくなってしまうことのあらかじめの謝罪」など、様々あると思います。
今後お隣・ご近所さんになる方ですので、せっかくなら良い印象を持ってもらいたいですよね。
ですので、挨拶時に気を付けたいポイントを2点お伝えします。
ポイント①挨拶は手短に済ます
挨拶時はなるべく手短に1~2分程度で済ませましょう。
タイミングによっては相手はどこかへ出掛けようとしていたり、家事の途中だったりすることもあるため、あまり時間を使わせてしまうと迷惑になってしまうことも。
伝えるのは簡単な自己紹介だけで大丈夫ですので、あまり長居をしないようにしましょう。
ポイント②相手の家の中をジロジロ見ない
あなたが挨拶される側として考えてみると分かると思いますが、知らない人に家の中をジロジロと見られたら嫌ですよね?
もちろん、間取りや部屋をどんな風に使っているのか気になるとは思いますが、相手を不快にさせてしまう行為なので絶対にやめましょう。
まとめ
今回は賃貸住宅に引っ越したときの挨拶回りについて詳しく解説しました。
今後何かあったときに助け合えたり、迷惑を掛けてしまったときに許してもらえたりと良い関係性を築くためにも、基本的に挨拶は必要であると考えておいた方が良いでしょう。
しかし、残念ながら女性の1人暮らしを狙った犯罪が増えています。
もちろんすべての人がそのような悪い考えを持っているわけではありませんが、やはり防犯面を考えると女性の1人暮らしの場合には挨拶はしない方がいいと思っても良いかもしれませんね。
とても悩ましいことですが、賃貸契約時に不動産業者の方にどんな人が住んでいるか事前に確認してみたり、周辺がどんな環境なのかをあらかじめ見ておくことも挨拶をするかどうかの判断につながります。
また、この挨拶回りがきっかけで友達が増えたり、恋が始まることもあるかもしれませんよ。
引越し後に挨拶に行こう!と思ったときには、この記事の内容を試してみてください。
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