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引越し時の大きな冷蔵庫の運搬方法は?自分でもできる?冷蔵庫は業者に任せよう!

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多くの人が人生の節目などに何度か経験する引っ越し。その準備から、新居に住み始めた後の片付けまで、何かと面倒なことが多く費用も掛かります。引っ越しそのものにかかるコストを可能な限り低く抑えたいという方も多いことでしょう。

引っ越しの荷物を全て自分で運搬することが出来るなら、相当コストを軽減できそうですが、「冷蔵庫などデリケートな家電は、素人だけで運搬することによって故障してしまう場合もある」と聞くと二の足を踏んでしまいます。

でも大丈夫。この問題を解決するための名案があります。

それは「引っ越し作業の多くを自分で行う場合でも、冷蔵庫のようにデリケートなものだけは専門の業者に依頼する」という方法です。

この魅力的な案を含め、引っ越し時に冷蔵庫をどう運ぶのが良いかという問題、しっかりと掘り下げていきましょう。

目次

引越し時の冷蔵庫などの大型物のみを運ぶ方法

この記事の主役である「冷蔵庫」を引っ越しの際に運ぶ方法は3つあります。その方法は以下になります。

  • 引っ越し業者に託す
  • 宅配業者など、引っ越し専門ではない運送業者に託す
  • 業者に託さず自力で運ぶ

「運ばずに買い替える」という方法を加えると選択肢は4つになります。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、これから1つずつ丁寧に説明したいと思います。それらを把握し、ご自身にとって最善の選択をするために、この記事を役立てていただければ幸いです。

冷蔵庫を運んでもらう際の料金目安

まず最初に、お金の話をしておきましょう。

東京都から千葉県に引っ越す場合、どれぐらい費用が掛かるものでしょうか。その料金の目安をまとめてみました。

自力での運搬については、2tトラックを12時間レンタルして行う場合の料金を記載しておきます。

運搬方法値段
引っ越し業者8,000円~25,000円(業者によって変動)
宅配業者(単身用冷蔵庫)6,200円~7,600円
宅配業者(大型冷蔵庫)13,800円~16,600円
自己運搬(レンタカー)6,600円~12,700円(レンタカー代による)

次に、費用以外の点について見てみましょう。

選択肢①冷蔵庫を引っ越し業者に託す

引っ越し作業の大部分を、経費削減のために自力で行い「後悔した経験」はありませんか?

男性

ソファや冷蔵庫だけでも業者に頼めばよかった

女性

冷蔵庫だけを運んでもらう事は可能なの?

この様に考える人もいると思います。特定の荷物だけをプロである引っ越し業者に託すのは、とても賢い選択です。

特に冷蔵庫は、数ある家電の中でも大きく重い上に運搬中にドアが開いて中からトレイ等が落ちる、窓やドアや壁にぶつかって破損を引き起こす、振動で冷却システムが故障する等のリスクを考える必要があります。

このように「運搬にコツが必要な荷物」を引っ越しに不慣れな人だけで運ぶと、予想外のアクシデントにつながることがあるので、何らかの理由で依頼したくない場合を除き、引っ越し業者に依頼するのがオススメです。

そして引っ越し業者を選ぶ際には「大型の家具や家電に対応する専用プランを提供しているか否か」に着目することが重要です。

このような専用プランには、例えば冷蔵庫であれば「旧居から新居へと安全に運搬し、新居内に設置する」までの作業が含まれている場合が多いです。

冷蔵庫を引っ越し業者に託すと決めたら、数ある引っ越し業者のうち1社を選び、梱包と運搬の日時を予約します。

引っ越し業者を利用する人の大多数は、冷蔵庫だけでなく引越し荷物の全てを業者に運搬してもらいますが、多くの業者が「冷蔵庫だけ」「洗濯機だけ」「ピアノだけ」など「特定のものだけの運搬」も引き受けていますので、メリットとデメリットを把握したうえで納得できる方法を、そして良い業者を選びたいものです。

では、冷蔵庫の運搬を引っ越し業者に託すことのメリットとデメリット、それに料金を安く抑えるための秘訣について解説いたします。

引っ越し業者に冷蔵庫を託すメリット

引っ越し業者は、冷蔵庫を含む引っ越し荷物の梱包と運搬のプロですから、業者に任せる事で作業が迅速に進みます。

引っ越し当日に冷蔵庫が新居に届くので「慣れない場所で冷蔵庫のない生活をする期間」を気にすることもありません。

大きくて重たい冷蔵庫は、不慣れな人が運ぶと壁や床やガラス窓にぶつけて故障させてしまったり、傷がついてしまったりすることもありますし、運んだ人が腰を痛めたりする場合もありますが、引っ越し業者に託せば、安全で確実です。これも非常に大きなメリットですね。

引っ越し業者に冷蔵庫を託すデメリット

引っ越し業者に冷蔵庫の運搬を依頼すると、他の選択肢に比べ費用が高めになります。業者によっても季節によっても費用が変わり、事前に見積もりをとる必要があります。

また、予約が必須なので、忙しい日々の中で「明日なら可能だ」と思っても、そのタイミングでの運搬は叶わない、というケースが多いでしょう。

そのため、出来る限り費用を抑えたい方や、即断即決で直ぐに運びたい方には「引っ越し業者に託す」という方法は向いていないかも知れません。

費用は高め、見積りをとってから料金が決まる、運搬の日時を事前に予約する必要がある、そして予約後の日時変更が思い通りに出来るとは限らないこともデメリットに含まれます。

特に、3~4月など引越し繁忙期には予約が混み合います。冷蔵庫を引っ越し業者に託すと決めたら運搬日時を出来るだけ早く決めて予約する必要があります。

引っ越し業者に託す冷蔵庫運搬のコストを出来るだけ抑える秘訣

引っ越しの荷物の中で、サイズも重さも上位に入る冷蔵庫を、旧居から新居まで運ぶためには技術も手間も時間も必要なのでプロに任せるのは良い選択ですが、それなりの出費を覚悟する必要があります。

でも、まだ工夫の余地はあります。

冷蔵庫に限らず、引っ越し業者に運搬を依頼する際には、3月の中旬から4月の上旬あたりまでの繁忙期、それに月末も引っ越し希望者が多くなるため料金が高くなる傾向が認められます。

また午後よりも午前、平日よりも休日に、引っ越しを予約したい方が多いです。

引っ越し業者に冷蔵庫だけを託す場合、これらの時期を避け「月末以外の平日の午後に予約したい」と要望を伝えることで見積金額が安くなる可能性があります。

選択肢②宅配業者等に冷蔵庫を託す

宅配業者など、引っ越し業者以外の運送業者に冷蔵庫の運搬を任せることも出来ます。宅配業者が設けている各種の宅配プランの中には家電や家財の配送サービスがあり、冷蔵庫にも対応しています。

大型の冷蔵庫を扱うプランでは、宅配スタッフが梱包や家での搬出入まで担当してくれることもあります。

自分の冷蔵庫に適したプランを賢く選択したいですね。

引っ越しに際して冷蔵庫を宅配業者に託すことにも、もちろんメリットとデメリットがありますので、これから詳しく説明します。

宅配業者に冷蔵庫を託すメリット

女性

ちょっと料金的にも余裕が無くて…

こんな方は是非とも「引っ越し時の冷蔵庫の運搬を宅配業者に託す」という選択肢を検討してみてください。

冷蔵庫の運搬に宅配業者の家電配送サービスを使うと、特に遠方まで運ぶ場合には、引っ越し業者より安くなることが多いようです。

料金は冷蔵庫の大きさ、重さ、引っ越し先までの距離によって見積もりを経ずに決まるので、時間も手間も省けます。

引っ越し業者ほど極端な繁忙期がないのもメリットの1つです。

宅配業者に冷蔵庫を託すデメリット

残念ながら、宅配業者に運搬してもらうという選択にもデメリットはあります。

最も大きなデメリットは「新居への到着が他の選択肢よりも遅く、当然の結果として新居で冷蔵庫を使用できるようになるのも遅れる」という点です。

宅配業者の家電・家財配送サービスは、発送当日に目的地まで届けるものではなく、翌日以降に配達するものです。

冷蔵庫が新居に届いてからも設置し、庫内を冷やし、そこに入れた食品を冷やせるようになるまでには時間が必要です。「引っ越し前に冷蔵庫に入っていた食品を、引っ越し後の新居で直ちに同じ冷蔵庫に入れて冷やす」というのは、諦めた方が良さそうです。

また、宅配業者の家電・家財配送サービスは予め料金が定められていて、交渉による値引きは期待できません。

引っ越し業者に冷蔵庫を託す場合は、見積り時の交渉によってある程度まで安くなる余地がありますが、家電・家財配送サービスではメリットの項に書いたように「冷蔵庫の大きさ、重さ、引っ越し先までの距離によって見積もりを経ずに料金が決まる」ためです。

見積りというステップを経ることなく料金を確認できるのは助かりますが、コストを極限まで削るのは無理、と認識しておく必要があります。

選択肢③冷蔵庫を自力で運搬する

業者に任せるのではなく自力で運搬する、という選択をしたら、軽トラックやバンをレンタルする等、車の準備をしなくてはなりません。冷蔵庫を傷つけずに運ぶためには、車のサイズ、積載と固定の方法などを考慮する必要があります。

車の運転に慣れている方が「できるだけ安く、時間的な自由のある中で、冷蔵庫を引っ越し先まで運びたい」と思った時に、この方法を選ぶことが多いようです。

ただ、小さめの冷蔵庫を除けば一人では運べない場合が多く、友達や家族の協力を得て複数の手で運ぶことになるでしょう。

これから詳述するように、引っ越し時に冷蔵庫を業者に託さず自力で運搬する、という選択肢には、特有のメリットとデメリットがありますので、「安さ/自由度」と「快適さ/肉体的な負担の少なさ/安全性」のうち、どちらを重視するかによって、自力で運ぶことが自分に適しているか否かを判断するのが良さそうです。

冷蔵庫を自力で運ぶメリット

引っ越し時に冷蔵庫を運ぶ場合、「安さ/自由度」を重視している方は、業者に託さず自力で運搬する方法(選択肢3)を検討してみるのが良いでしょう。

この選択肢の場合、主な費用はレンタカー代金とガソリン代だけですから、選択肢1(引っ越し業者に託す)や選択肢2(宅配業者など引っ越し業者以外の運送業者に託す)に比べ、安く運べます。

高速道路の料金、一緒に冷蔵庫を運んでくれる方への謝礼金、などが必要になる場合もあるでしょうが、それでも、業者に託す方法よりは費用が安くなることが多いです。

引っ越しの前後には何かと出費が増えるので「安い」というのは大きな魅力です。

さらに、「時間的な自由度の高さ」もメリットの1つです。引っ越し業者に冷蔵庫を託すには予約が必要で、引っ越し繁忙期などは希望の日時に予約が取れないこともあります。そして予約が取れた後で変更したくなった場合も、それなりに面倒です。

一方、自力で運搬する場合は「自分」と「冷蔵庫を一緒に運んでくれる人」の都合が合えば運搬を決行できますし、天候や仕事の都合によって、最初の予定より早めたり遅らせたりすることも可能です。

冷蔵庫を自力で運ぶデメリット

費用と自由度の綿で魅力的な「選択肢3」ですが、プロである業者の助けがないので、いくつかのデメリットがあります。

第一に、冷蔵庫を自力で運ぶのは重労働で、誰にでも出来ることではありません。

小型のものを除き、冷蔵庫を運搬するには複数人の「肉体労働」が必要です。

トラックへの積み降ろし、荷台への固定などを未経験者が上手に行えることは、あまり多くないでしょう。

引っ越し前から何かと疲れている中でレンタルしたトラックを運転して新居まで行くのも、向き・不向きがあります。

また、業者に託した場合と違って、運搬中の冷蔵庫を床に落としたり壁にぶつけたりして家や冷蔵庫に破損や故障が生じた時の補償がないので、想定外の出費を覚悟しておく必要があります。

選択肢④古い冷蔵庫を処分し、買い替える

引っ越し前に使用していた冷蔵庫が古い場合には、これを新居に運ばずに処分し、新しい冷蔵庫を買った方が良いこともあります。古い冷蔵庫は冷却機能が低下していて消費電力量が多くなっていることも多く、新しいモデルに買い替えることで電気代の節約につながる場合があります。

一般に、家庭用の冷蔵庫は耐用年数が10年ほどですので、すでに10年以上にわたって使用している、あるいは引っ越し後まもなく耐用年数を超えそう、という場合には、この機会に買い替えを検討するのも良さそうです。

引っ越しを機に冷蔵庫を買い替える際には、新居のどこに置くのか、冷蔵庫のサイズや扉の向きは適切か、しっかりと考えて選びましょう。色やデザインや価格に目を奪われ、搬入時や使用時に支障が出るような買い物をしてしまうことだけは避けたいものです。

引っ越し前に使用していた冷蔵庫を処分する場合、無造作に「粗大ごみ」として出すのはルール違反です。

冷蔵庫は「家電リサイクル法」の適用対象なので、その処分方法は市区町村ごとに決められています。

処分する冷蔵庫を自力で運べる時は、同様に市区町村ごとに決められている引取場所に持ち込み、引き受けてもらいます。

古い冷蔵庫を購入した家電量販店に回収してもらう、あるいは新しい冷蔵庫の購入店舗に下取りしてもらう、ということが可能な場合もあります。

いずれの方法でもリサイクル料金を支払う必要があります。また、自力で運ぶとき以外は収集運搬料金もかかるので、思った以上の出費となる可能性があります。

以上が、選択肢1から選択肢4までの詳細説明です。

大型冷蔵庫を部屋に入れるためクレーンが必要な場合

新居の構造と冷蔵庫の大きさによっては、エレベーターや階段で冷蔵庫を部屋まで運ぶことが出来ず、クレーンを使って部屋に搬入する場合があります。階段が途中で折れ曲がっている集合住宅では、冷蔵庫を持って階段で目的の階まで行くことが出来ないことも多いようです。

このような時に使うクレーンには、2tユニック車、大型クレーン車、電気リフト、昇降機といった種類があります。

冷蔵庫をクレーンによって吊り上げる作業の依頼先には、引っ越し業者の他、いわゆる便利屋や家電量販店が含まれます。

引っ越しに際して古い冷蔵庫を処分し新しいものを購入する時には、支払いを済ませる前に家電量販店とクレーン作業についても納得できるまで話をするのがオススメです。

冷蔵庫のサイズ、新居の構造、周辺の環境などによっては、クレーンによる作業が実現しないこともありますので、出来るだけ早い機会に関係者と話をした方が良さそうです。

クレーンの使用に伴う出費

引っ越し業者の見積もりにクレーン使用料が含まれている場合を除き、冷蔵庫の搬出入にクレーンを使うと、相応の追加費用を覚悟しなくてはなりません。

料金は、冷蔵庫のサイズ、新居や旧居の周辺環境、依頼する業者によって異なりますので、クレーンが必要だと気づいたら複数の業者に見積りを依頼し、比較検討するのがオススメです。

料金の相場は2万~4万円ほどで、追加料金を払えば運搬も引き受けてもらえる業者もあります。

クレーン、昇降機、電動リフト等を使用して冷蔵庫を搬出入する際、道路が狭くて家の前まで車を入れることが出来ないため人力で運ぶ区間がある、クレーンの周囲に警備員やカラーコーンを配置する必要がある等の理由で料金が高くなってしまう場合があります。

物件の周辺環境や必要な工程について事前に確認し、できるだけ正確な見積もり金額を出してを行えるようにしておきたいものです。

引っ越しで冷蔵庫を運搬する際の事前準備

引っ越しに際して冷蔵庫を買い換える場合は必要ないのですが、今の冷蔵庫を新居でも使用するために運搬する場合には、いくつか事前にしておくべきことがあります。

食品の腐敗、冷蔵庫の故障といった「厄介なこと」を避けるため、引っ越しの日が決まったら少しずつ着実に準備をして、新居で気分よく使えるよう空っぽになった庫内の掃除も済ませて、何かと忙しい引っ越しの当日には「運ぶだけ」の状態にしておきたいですね。

では、冷蔵庫を引っ越し先に運ぶ前にしておくべきこと3つ(中身を出し、霜を取り、水を抜く)について、順に説明していきます。

1, 冷蔵庫内の食品を残らず消費する

引っ越しが決まったら、冷凍室を含む冷蔵庫内の食べ物と飲み物を1つも残さず引っ越し当日までに飲んだり食べたりするつもりで、買い物を控えたり料理のメニューを工夫したりしましょう。

運搬の少し前から、新居で冷蔵庫を起動して庫内が冷えるまでの間、冷蔵庫は使えませんから、要冷蔵・要冷凍の食品が残っている状態で引っ越しをする食品の腐敗を招く可能性があります。特に気温が高い時期は危険です。

消費しきれずに残ってしまった冷蔵品は短時間であればクーラーボックス等に保冷剤を入れて保存することが出来ます。

冷凍庫内にあった食品を冷凍温度のまま新居に運ぶことは困難なので、引っ越し前に何としても消費したいものです。

冷蔵品に関しては宅配便のクール便も利用できますが、冷蔵庫を宅配業者に託す場合でも別料金となります。

クール便の利用を考えている方は、業者と料金の確認も早めにしておきましょう。

2. 「霜取り」をする

冷蔵庫に入っていた食品を全て食べ終えた場合も、それを諦めてクーラーボックス等に移した場合も、空になった冷蔵庫を運ぶ前に「霜取り」と「水抜き」をしましょう。

霜取りというのは、冷凍室の内側に付着した霜を取り除く作業ですから、付着していなければ、この作業は不要です。霜が付着している場合、冷凍室内の温度を室温に近づけて霜を融かすため、まず冷蔵庫の電源を切り、冷凍室のドアを3時間以上、開けておきます。霜は、融けて水になると外に流れ出てくる場合がありますので、冷蔵庫の周囲に古いバスタオルや引っ越しを機に捨てる予定の衣類など、水を迅速に吸収する布を敷いておくのがオススメです。

新しいモデルの冷蔵庫には「自動霜取り機能搭載」と謳っているものもあります。

3. 水を抜く

水抜き作業の目的は、運搬中の冷蔵庫から水が出てこないようにすることです。水受け用のタンク、トレー等に入っている水、製氷機や給水器に残っている水を捨てます。

水抜き作業を省いて冷蔵庫を運搬すると、冷蔵庫が傾いた際に水が出てきて大事な家財や床を濡らしてしまうことがあります。

引っ越しの前日までに水抜き作業まで済ませておけば、何かと忙しい引っ越し当日の負担を減らすことが出来ます。冷蔵庫の機種によって水抜き手順の詳細が異なりますので、購入時から取扱説明書を保管してあればその説明書で、手元にない場合はWEBサイト等で調べるのがオススメです。

冷蔵庫を運ぶその日の作業

冷蔵庫の運搬を業者に託すか、自力で行うかによって、当日すべきことの内容が大幅に変わってきます。

引っ越し業者、宅配業者などに託す場合は、冷蔵庫の中が空っぽで霜取りと水抜きが済んでいればOKです。あとはプロである業者が責任をもって運搬してくれるはずです。

業者に託さず自力で運搬する場合は新居まで安全に持っていくために事前準備や特別の注意が必要です。これから、その詳細を説明します。

A. 動くものを養生テープ等で固定

運搬中の事故やケガを防ぐため、冷蔵庫内のトレイ、扉、電源コード等「動くもの」をテープで固定し、動かない、開かない状態にしておきます。冷蔵庫全体を覆う養生資材もあります。 

B. 床と壁の養生 

重くて大きい冷蔵庫が強めにぶつかっても傷つかないように、入居と新居の壁や床を養生します。

C. 自力で冷蔵庫を運ぶ際の注意点

冷蔵庫を徒歩で運ぶ時は必ず2名以上で、運搬用の取っ手を持って運んでください。

取っ手がついていない場合には、できるだけ横倒しせず、縦、あるいは斜めの状態を保つようにします。

これは、圧縮機の内部にあるオイルが冷却システムの中に入って故障を引き起こすことを防ぐためです。

同じ理由で、車での移動する際は冷蔵庫を横にせず、立てたまま固定することが重要です。

冷蔵庫の設置および使用再開

新居に冷蔵庫を搬入したら、設置作業を行います。設置してから冷蔵庫の電源を入れるまでの「待ち時間」はメーカーによって異なりますが「待つ目的」は同じです。冷蔵庫全体を冷やすための冷媒が運搬時に偏ってしまった場合、そのままの状態で冷蔵庫を作動させると故障に繋がることがあるからです。

冷蔵庫の電源を入れてから食品を入れて冷やせるようになるまでにも、時間が必要です。

庫内が冷えていない段階で室温の食べ物や飲み物を入れると、空の冷蔵庫を冷やす場合以上に時間がかかる上、食品の腐敗につながる可能性もあります。

冷蔵庫が充分に冷えるまでは要冷蔵の食品を消費しきれないほど買わない、あるいはクーラーボックスなど別の保存場所を用意する、といった対策を考えたいですね。

お読みいただき、ありがとうございました

この記事では、引っ越し荷物のうちで「ちょっと気づかいが必要な大物、冷蔵庫」について、「引っ越し業者に託す」(選択肢1)、「宅配業者など、引っ越し専門ではない運送業者に託す」(選択肢2)、「業者に託さず自力で運ぶ」(選択肢3)、「運ばずに買い替える」(選択肢4)の四択を軸に、事前に知っておきたい耳よりな情報を色々ご紹介しました。

普段の暮らしに欠かせない冷蔵庫。引っ越しで故障させてしまうことがないように、この記事をお役立ていただけると幸いです。

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