引越しをする際にしなければならない事はたくさんあります。梱包作業や引越し業者の選定以外にも、最寄りの役所で手続きや電気ガスなどのライフライン手続きも行わなければなりません。
各手続きを行うにも、社会人は普段働いている為に事前から準備をしなければなりません。最低でも引越し当日の1~2か月には準備を始めなければなりません。
引越し前の準備って何をすればいいの?
引越し前にやることをリストにして紹介して欲しい!
この様な方が多いかと思いますので、今回は引越し前から引越し後まで、「引越しやることリスト」を徹底的に解説していきたいと思います。
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引越しを決めたら準備する「やることリスト」
引越しが決まり、新しい住居が決定したと仮定して「引越し前」準備についてお話します。新しい住居が決まっていない方で、引越したいと考えている人も参考にしてください。やることリストは以下になります。チェック箇所も表に付けておきますので、印刷できる環境下の方は、印刷してチェックを付けてみましょう。
順序 | やる事 | チェック |
---|---|---|
① | 現住居の退去日を決める | |
② | 引越し業者の選定と決定 | |
③ | 現住居の駐車場の解約手続き | |
④ | 車を所有の場合は引越し先の駐車場契約 | |
⑤ | インターネット解約手続き | |
⑥ | 新住居周辺の公共交通機関の下調べ |
現住居の退去日を決め、解約手続きをする
引越しが決定してまず初めにやる事は、退去日を決める事です。契約内容にもよりますが、基本的に退去1~3カ月前に管理会社への告知が必要となります。
契約内容は入居日に交わした契約書に記載されています。契約書を紛失・破損してしまったという場合はまずいち早く管理会社に連絡しましょう。
管理会社がどこか分からない場合は、マンションにお住いの場合は1階共用エントランスを確認してみて下さい。管理人のいるマンションだと管理人に尋ねれば教えてもらえますし、いないマンションの場合も1階エントランスか建物の入り口付近に管理会社の記載があるはずです。
ほとんどの方が契約書を持っているでしょうし、管理会社も把握されているかと思います。
まず最初に管理会社に電話で告知、もしくは書面で退去日を管理会社に告知しよう。
賃貸契約については以下の記事でも詳しく解説しています。参考にしてみてください。
引越し業者の選定・決定をしよう
管理会社の告知が完了したら、引越し業者を決めなければいけません。近場の引越しで自家用車で引越しをする方は必要ありませんし、レンタカーでトラックなどを借りて自分や友人たちに手伝ってもらって引越し作業をする方もいるかと思います。
レンタカーを利用する方は、引越し業者への依頼の代わりにレンタカーを借りる日と返却する日を決めなければなりません。
日本レンタカーやトヨタレンタリースなどの大手で借りるのもいいですが、最近では格安のレンタカー会社がたくさんあります。以下で無料で全国のレンタカーを簡単に検索できるお得なサービス「エアトリ」を紹介しておきます。是非利用してみてください。
引越し業者に依頼するにあたって、時期によっては予約が取れない場合もあります。事前に予約する事で繁忙期でもスムーズに予約が可能ですので、なるべく早く引越し業者は押さえましょう。
その際、複数の引越し業者から相見積りを出す事をおススメしています。その理由は、一社からの見積もりだとその値段が適正かどうかも分かりませんし、少し強気の見積り提示をされます。複数の引越し業者から複数の見積もりを貰う事で、値段交渉も行う事ができますし、最大で60%ほど安くなる場合があります。
現住居・駐車場の解約手続き
現住居の退去日が決定したら、自家用車をお持ちの方は駐車場の解約手続きも行いましょう。
駐車場付きのマンションや、駐車場付き一軒家を契約している方は住居の解約と一緒で問題ありませんが、違う場所に借りている方は忘れてしまう方が多いので必ず行ってください。
解約方法は、住居の解約と同じで各契約によって変わってきますので契約書の確認と、分からない場合は管理会社に問い合わせて確認してください。
インターネット解約手続き
次にインターネットの解約手続きを行います。電気・ガス・水道に関しては引越しする1カ月前に行うので、一旦今は触れずにおきます。
インターネットの解約は引越し先でも利用する場合、移転手続きが必要となります。引越し先がマンションでインターネットが繋がる環境の場合はじゅうしょへんこうのみで大丈夫ですが、最近では最初からインターネット使い放題のマンションも多く存在します。
例えば、退去する住居がインターネット使い放題の契約がいらないマンションだとすると、引越し先にインターネット使い放題が無い場合、自分で契約しなければなりません。逆の場合は解約の手続きだけで問題ありません。
引越し先が、新しく購入した新築一軒家だとしましょう。このパターンはさらに複雑で、インターネットの回線に必要な工事が必要となります。様々なパターンがあると思いますので、一覧の表を以下に載せておきます。パターンに応じて早めに手続きしましょう。
使い放題マンションから使い放題マンションへの引っ越し | 手続き不用 |
自分で契約しているマンションから使い放題マンションへの引越し | 解約手続きのみ |
自分で契約しているマンションから自分で契約しなければならないマンション | 住所変更 |
使い放題マンションから自分で契約しなければいけないマンションへ引越し | 新たに回線契約手続き |
自分で契約しているマンションから賃貸一軒家への引越し | 工事が必要かの確認・住所変更 |
自分で契約しているマンションから新築一軒家への引越し | 工事が必要。工事日の事前予約 |
使い放題マンションから賃貸一軒家への引越し | 工事が必要かの確認・新規契約 |
使い放題マンションから新築一軒家への引越し | 工事が必要・新規契約・工事日の予約 |
インターネットの移転契約には時間がかかる可能性があります。最低でも一カ月前には手続きを済ませないと、引越ししてもインターネットが使えないという場合もあります。
また一軒家への引っ越しでは、中古物件や賃貸物件で以前にお住まいの方が回線を引いていれば、その回線を使用する事は可能です。
しかし新築物件や回線を契約したことのない中古物件の場合は工事が必要となります。
どの会社の回線工事も最低1か月、引越し繁忙期などは2か月待ちなどもあります。ですので事前に手続き、そして新居では回線があるのか、また工事が可能なのかなどの事前確認が必要となります。
賃貸マンションに引っ越す場合、最近では「インターネット無料」という賃貸マンションも多く存在します。
トンたいマンションやアパートの「インターネット無料物件」については以下の記事で詳しく解説しています。よく読んで選ぶ際にのポイントとして抑えて下さい。
また、引越しでネット回線を新たに契約を検討している方や高すぎて他社に乗り換えたいと検討している方は、確実にキャッシュバックがあるお得なキャンペーン中のネット回線をご紹介します。是非ご利用してください。
その他各種解約手続き
先述しましたが、一番大事なライフラインの解約手続きは引越し1カ月前に行いますので、後に解説いたします。
単身引越しの方の引越しであれば解約手続きをするものが少ないかと思いますが、ご家族の引越しなどは契約しているものが多いかと思います。特に最近ではサブスクリプション契約のものが増えていますので、簡単に「解約手続きは事前に行いましょう」と言われても難しいかと思います。
一般家庭でよく契約されているものは以下になりますが、ご家族によって定期購入しているものや、契約しているものは様々かと思います。1つ1つ確認して忘れずに前もって確認しておきましょう。
BS・CSテレビなどの衛星放送、ウォーターサーバー、スポーツジム、定期購入しているもの、お子さんの教育関連など忘れずに事前解約手続きが必要です!
引越しを一カ月前に準備する「やることリスト」
引っ越し日が一カ月に迫るといよいよ本格的な準備や手続き、作業が必要となります。
事前の「引越しが決定したらやる事」を事前に行っていないとこの時期が大変になります。引越し一カ月前から引越し当日まではバタバタなので、余裕がある時から少しずつ準備はしましょう。
さて、いよいよ本格的な引越し準備期間になります。これからは荷造りが大変な時期に突入します。引越し業者の「荷造りサービス」を利用している人は比較的梱包作業は行わなくてもいいですが、この梱包、荷造り作業はご自身で行う事を推奨しています。
それでは引越し一カ月前のやることリストを表にしてみましょう。
順序 | やる事 | チェック |
---|---|---|
① | 梱包材の準備 | |
② | 不用品・大型ごみの処分 | |
③ | 荷造り・梱包作業 | |
④ | お子さんの転校・転園手続き | |
⑤ | 役所への届け | |
⑥ | 郵便物の転送手続き | |
⑦ | ライフラインの変更手続き | |
⑧ | 勤務先への必要手続き |
ここまでのやることリストを紙ベースで欲しいという方もおられるかもしれませんので準備しました。PDFファイルをダウンロードして印刷してチェックしてみてください。
梱包材の準備
引越しで一番大変な作業は「荷造り」です。業者に任せるのも悪くはないですが、あなたの大切なお荷物を雑に扱われる可能性があります。基本的に荷造りはご自身で行う事をおススメしています。
荷造りで必要な梱包材を準備しましょう。依頼した業者の規模にもよりますが、大手引越し業者に依頼した場合は以下の梱包材は業者で準備してくれます
必要数のダンボール・ハンガーボックス・シューズボックス・大型家電、家具を梱包するものすべて・布団袋・マットレスカバーなど
あなたが準備するものは、新聞紙・プチプチなどです。食器などを荷造りする際の緩衝材です。プチプチはインターネットやホームセンターで簡単に購入できますし、新聞紙も簡単に入手できるでしょう。これらを用意して、荷造り・梱包の準備に入ります。
荷造り・梱包作業
引越し業者が決まり、梱包材や緩衝材の準備ができたらいよいよ本格的な荷造りが始まります。土壇場になってバタバタしない為にも、引越し1カ月前には必ず始めるようにしましょう。
引越し業者が決まっている場合は、段ボールを引越し業者から提供されているかと思います。その段ボールを使って荷造りをしていきましょう。
荷造りの基本は「使用頻度の少ない物」から始めていきます。例えば観賞用の趣味のものや、引越しまでは使用しなくても問題の無い書籍、CD、ストックしている日用品や来客用のものなどを段ボールに詰めていきましょう。
引越し後に荷ほどきをしやすいように、ある程度に多ジャンルのものを固めて詰めていきましょう。分かりやすいように油性ペンなどで荷物の中身や番号などを振っておくとさらに効率的です。
使用頻度の少ない物から順番に荷造りを始めますが、引越しの日が迫ってくれば使用するものも制限していかなければなりません。例えば引越し一週間前から自炊はせずに、食器や調理器具も荷造りしていかなければ、いつまでたっても荷造りが終わりません。最低でも引越し2,3日前までにはすべての荷造りと梱包を終える様に心掛けて下さい。
不用品・大型ごみの処分
荷造りと同様、不用品や粗大ごみの処分は大変で時間がかかります。昔は粗大ごみで何でも捨てる事ができたのですが、現在は色々と制限された中で粗大ごみは処分しなければなりません。
粗大ごみの処分方法については、各市町村によって違ってきます。お住まいの地域の役所や役場に問い合わせたら丁寧にゴミの処分法などを教えてくれますので、分からない方は問い合わせてみましょう。
その方法が煩わしいと思う方は、業者に不用品や大型ごみの処分を依頼するという方法もあります。料金は余分にかかってしまいますが、厳しい制限の中分別したり分解したりせずに一斉撤去してもらえるので楽な方法です。
大型のタンスを例に挙げてみましょう。ほとんどの市町村では粗大ごみとして捨てるのであれば、指定のごみ袋に入るサイズの分解、切断をして入れなければなりません。
もしくはクリーンセンターなどに持ち込んでキロ単位ではかって値段を払うシステムです。しかし、大型のタンスを運べるトラックを所有している方はほとんどいないかと思います。
そのような手間を省けるという点では、業者に依頼する利点があります。
業者に依頼するのは良いけど…値段が気になる…
法外な値段を請求されたって話をよく聞くので不安…。
「不用品会社」に疑問や不安を持っている方が多いとよく聞きます。実際ニュースでも見る事がありますし、違法な業者が多いのも現状です。しかしそういった業者はごく一部です。ほとんどの不用品回収業者は真っ当に運営していますので、価格の問い合わせだけでもしておく事をおすすめします。
もし利用する事が決まった場合は必ず
この見積額から変わる事は絶対にありませんよね?
と念押しするようにしましょう。以下は「無料一括見積サービス」になります。不用品回収業者に依頼を検討している方は是非利用してみてください。
役所への届け出について
引越しの際に大変な届け出の1つが役所への届け出です。「転入届」「転出届」が必要で、これを忘れてしまうと選挙権が引越し先の市区町村で受けられなかったり、免許の更新ができなかったりと大変な事になります。
引越し先によっては「転出届・転入届」が必要のない場合もありますので以下に詳細を記載します。参考にしてください。
引越しで市区町村が変わる場合
転出届・転入届共に必要になります。
転出届は現在お住まいの住居から異なる市区町村へ引越す場合、必要となります。転出届を提出する事で「転出証明書」というものが発行されます。この証明書は引越し先の役所に転入届を提出する際に必要となります。
ご家族でお引越しの方は、その他役所で様々な手続きが必要となります。印鑑登録や国民健康保険の手続き、児童手当の手続きなども必要となってきます。転出届を出す時に全て同じに手続きすると二度手間にならないので、忘れずに行うようにしましょう。
同じ市区町村内での引越し
同じ市区町村内で引越しをする方は、「転居届」の提出が必要です。転居届は引越し後の2週間以内に提出しなければなりません。引越し前に特別な届けは必要ありません。
違う市区町村への引越し | 転出届を提出。引越し後に転入届を提出。 |
同じ市区町村への引越し | 引越し後に転居届を提出。 |
お子さんの転校手続き
ご家族での引越しの場合、お子さんの転校や転園に伴い手続きが必要になります。引越しが決定した時点でなるべく早く手続きをする必要があります。
特に幼稚園を転園する際には手続きが複雑かつ早めに手続きをしなければ、後々転園できない可能性もあるので注意してください。大まかな手順は以下の通りです。
所属 | 行う手順 |
---|---|
幼稚園 | ①転居先の幼稚園に空きがあるか、また入園可能かの確認 ②現在の幼稚園に転園する事を報告 ③在園証明書を発行してもらう ④転園先に証明書や住民票や願書などの必要書類を提出 |
保育園 | ①退園届け ②転入先への申し込み |
小中高 | ①在学している学校へ転校する事の告知 ②在学証明書を発行してもらう ③転校先の役所に書類を提出 |
幼稚園の場合は受け入れが可能なのか、途中編入が可能なのかの確認が事前に必要です。保育園も空きが無い場合がありますので、引越しが決定した時点で受け入れ先の調査も含めて手続きが必要となります。
勤務先への必要手続き
引越しで住所の変更をする場合は、勤務先の会社にも告知が必要です。会社からの辞令で地方転勤の場合は、こちらから報告・告知する事は不要ですが、そうでない個人的な理由での引越しの際は会社にも報告しなければなりません。
引越しの予定日や転居先が確定した時点で、会社の人事部や各担当部署、担当者に報告しましょう。
郵便物の転送手続き
郵便局には無料で転送サービスを行っています。公的機関から届く郵便物は各手続きを行う事で、引越し後に旧住居に郵便物を届く事はありませんが、民間サービスの郵便物は旧住居に届く場合が多々あります。
もし旧住居に新しい住民が即入居してしまうと、新しい住民の方にもあなたの郵便物が届いてしまうので迷惑がかかってしまいます。個人情報の事もあり、あなたの情報も他人に見られてしまいます。
この様な事を防ぐ為にも、郵便局の転送サービスの手続きは早めに行うようにしましょう。最近はインターネットでも手続きが可能な「e転居」というものがあります。是非利用してみて下さい。
ライフラインの手続き
さて、何度も後に解説しまうと言っていたライフライン手続きについてです。普通の引越しの場合、忘れる事はないかと思いますが、お店をされている方が閉店する際にライフラインの停止を忘れる方が稀にいます。
私の知人で停止を忘れてしまい、次の店の入居者の電気代をずっと払ってしまっていたという経験があります。この様な事が無い為にも、引越し先がわかったら早めの手続きが必要です。
電気・ガス・水道共にインターネットでの手続きが可能です。引越し準備が忙しい方は早めにインターネットでの手続きをする事をおススメしています。
電気 | 各電力会社のホームページにて手続き可能 |
ガス | 各ガス会社のホームページにて手続き可能 |
水道 | 各水道局のホームページから手続き可能 |
その他住所変更などが必要な手続き
インターネットの買い物時に自動的に登録され散るサービスなどもあり、住所変更手続きを全て行うのは正直難しいかと思います。
よく住所変更手続きを忘れてしまうものを以下に記載しました。確認して忘れていないかをチェックしてみて下さい。
特にインターネットでショッピングするサービスの住所変更を忘れる方が多いそうです。住所編子を忘れる事によって再配達などの手続きをしなければならず、配送会社の方にも迷惑をかけてしまわない様に早めに行うようにしましょう。
引越しの前日までに準備する「やることリスト」
いよいよ引越し前日になりました。いよいよ最後の追い込みになります。ここまでに手続きや荷造りが全て出来ていない場合は、必ず前日までにすべて終わらせるようにしましょう。
前日の「やる事」はほとんどが最終の荷造り作業になります。ご家族の引越しの場合は簡単に荷造りを終える事ができない為、必ず事前に少しずつ荷造りを始めて、前日には終わらせられるように頑張りましょう!
順序 | やる事 | チェック |
---|---|---|
① | 最終荷造り | |
② | 引越し先の近隣住宅に渡す挨拶土産準備 | |
③ | 新居の掃除やチェック | |
④ | 冷蔵庫内の整理 | |
⑤ | 電子機器のコード類をまとめる | |
⑥ | 大掃除 | |
⑦ | 白物家電の最終チェック | |
⑧ | 引越し当日の準備 |
最終荷造り
さて、最後の荷造りです。当日にバタバタと荷造りをする事は絶対にやめましょう。当日はイレギュラーな事が多々起こります。引越し業者の到着が遅れる、渋滞している、ガスの開栓が時間通りに来ないなど、何かしらの想定外な事が絶対に起こります。
そういった事も念頭に入れて、前日までに完璧にすべてを終わらせることをおススメしています。
日常でよく使うもの、細かい物全てを段ボールに詰めていきましょう。当日引っ越し業者が来たら、すぐに荷物を運び出せる状況にしておくことが好ましいです。
ご家族の引越しの場合、荷物量が思っている数倍はあると思います。その分梱包作業も数倍かかりますので、前日に追い込んで全てを終わらせましょう。
引越し先の近隣住宅に渡す挨拶用のお土産を準備する
賃貸マンションでは最近無くなってきていますが、新築物件や中古でも一軒家での引越しの場合は挨拶用のお土産を用意しましょう。
どの範囲の近隣まで挨拶をすればいいか分からない方は、以下をご覧ください。
戸建ての場合(住宅街) | 両隣3軒先まで。向かい・裏の住居 |
戸建ての場合(住宅が離れている) | マニュアルは無いので見える範囲くらいまではした方が良いでしょう |
マンションの場合 | 両隣・上の階、下の階の自分の号室にあたる住居 |
あくまで一般的に言われている範囲になります。両隣3軒先は個人的にそこまで挨拶をしないでもいいのではないかとも思いますし、付近に住宅が無い土地に引越す場合もどこまで挨拶すればいいか分からないですよね。
新居の掃除やチェック
新居の掃除やチェックを怠ってはいけません。新築住宅に引越しの場合には掃除は必要ありませんが、周辺地域のチェックなどやる事はたくさんあります。
またマンションの引越しはクリーニング業者が入っている事が多いですが、大抵はキレイに掃除をされていないケースが多いです。前日でも鍵の引き渡しが行われている場合は、一度足を運んで掃除をする事をおススメします。
引越し後の通学・通勤時間はどれくらいかかるかなど、周辺の道や渋滞状況、また公共交通機関なども調べておかなければなりません。また、気軽に外食できるように周辺施設の開拓なども同時に行う事をおススメします。
電子機器のコード類をまとめる
電子機器周辺の回線コードや電源コードなどの整理も、梱包・荷造り時に行う事をおススメします。特にテレビ周りのコードはかなり多いかと思います。テレビだけではなく、スピーカーやレコーダーなどを繋げるコードが多いのではないでしょうか。
PCも同じで複数モニターや場合によって外付けで色んな機器を接続している方もおられるかと思います。当日片付けるのは大変なので、前日までに済ませておきましょう。
冷蔵庫内の整理
忘れがちなのが冷蔵庫内の食品や飲料になります。引越し業者に冷蔵庫を運んでもらう際、基本的に中に物が入っていない状態で運搬します。早めに冷蔵庫内の食料品や飲料の整理をしましょう。
冷蔵庫は前日までに電源を抜いておくことを推奨していますが、夏場だと冷たい飲み物なども必要かと思いますので前日の就寝時までには電源を抜くようにしましょう。
白物家電の最終チェック
できれば前日までに冷蔵庫や洗濯機の大きな白物家電はすぐ運べるように準備しておきましょう。また、アイロン、炊飯器、掃除機などの小さな家電も、可能な限り段ボールに梱包しておきましょう。
大きな白物家電については注意点があります。
冷蔵庫 | 裏のモーター付近に水受けがあり、水が溜まっている |
洗濯機 | 洗濯機を置いている洗濯パンにホコリやゴミが大量に溜まっている |
エアコン | 取り外し、取り付けは別途料金がかかる |
冷蔵庫の裏のモーター付近に、冷蔵庫から出る排水がドレンパンという受け皿に溜まっている可能性が高いです。引越し業者に迷惑をかけない為にも事前に溜まった排水を除去しておくことをおススメします。
洗濯機は洗濯機を置いている台座(洗濯パン)は汚れやホコリが溜まっています。洗濯パンも事前に掃除しておくと引っ越し業者に喜ばれます。
エアコンを新居でも使う際は、取り外し作業・取り付け作業が必要になります。大手の引越し業者ですと、エアコンの取り付け取り外しを行えるスタッフが同行すると思いますが、その他の業者では外注となり、別の業者に頼むことになります。
別途料金がかかってきますので、よくお考え下さい。
大掃除をしよう
荷造りが終わったら次は大掃除になります。先ほど記載した洗濯パンや、冷蔵庫のドレンパンなどの掃除も忘れずに行いましょう。
掃除の際に忘れがちなのが、部屋のライトを取り忘れる事です。外してしまうと電気が付けられませんので、当日の引越し直前で問題ないのですが、必ず忘れずに取り外しましょう。
荷造りした荷物は一つに固めて、空いている部屋から順に掃除すると効率的に進める事ができます。掃除機をかけてから固く絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。
その際にゴミが捨てられる日なのかどうかの確認が必要です。もし引越しの2日前がゴミの出せる日なのであれば、掃除は2日前に済ませておくべきです。掃除の際にゴミが出せない日だとしたら、後日また捨てに来なければなりません。二度手間にならない為にもゴミの日に合わせて大掃除をするように心がけて下さい。
引越しの当日の「やることリスト」
いよいよ引越し当日です。「やることリスト」をご自身でチェックしながら消化していれば、もうほとんどやり残している事は無いかと思います。
引越し当日の「やる事リスト」の中で最も大切な事は、旧居から新居への引継ぎ作業になります。
順序 | やる事 | チェック |
---|---|---|
① | 引越し作業の開始 | |
② | ライフラインの停止作業・確認 | |
③ | 最終掃除 | |
④ | 引越し業者への指示と清算 | |
⑤ | 新居でのライフラインの開始確認・作業 | |
⑥ | 近隣住民へ引越しの挨拶 | |
⑦ | 荷ほどき作業 | |
⑧ | 故障や破損の確認 |
引越し作業の開始
いよいよ引越し業者が来て、作業が始まります。どのような業者に依頼しているかで変わりますが、恐らく複数の作業スタッフで作業を開始するかと思います。引越し業者は普段から引越しを何件も行っているプロ集団なので、基本的にはお任せしていれば問題はありません。
しかしプロとは言っても人間です。ミスをする事もあります。大きな家具家電の運搬時はよくチェックしておくことをおススメします。また、住居内の柱や壁に荷物をぶつけたりはしていないかなどの確認も必要です。
引越し会社は万が一の破損や故障の場合に、損害保険に加入しています。万が一破損などの場合があれば引越し会社に告知し、賠償してもらう事ができますので覚えておきましょう。
1~2時間ほどで荷物の積み込みは完了するかと思います。作業が完了したら引越し先へ移動しましょう。
ライフラインの停止作業・確認
引越し先への移動中でも構いませんのでもう一度、電気や水道・ガスの停止・住所変更は行っているかどうかの確認が必要です。
もし終わっていない方は当日でも間に合うので、すぐに連絡、または公式ホームページから問い合わせしましょう。しかし、当日に停止作業が完了できていない場合はインターネットでの停止は無理かもしれません。
掃除の最終確認
引越し先へ移動する前に、残ったものは無いか、掃除はすべて完了しているかのチェックが必要です。
そのまま戻ってこない場合は、移動する前に全てを終わらせなければなりません。管理会社の立ち合いなどがあり戻ってくる場合は、立ち合いまでにすべての荷物の撤去とキレイに掃除を終わらせておかなければなりません。
荷物を残したり、掃除ができなかったりすると後にクリーニング代や撤去費用を請求される事もあるので注意しましょう。
引越し業者への指示と清算
新居に到着したら、引越し業者にどの荷物をどこに置いてもらうかの指示をしなければなりません。引越し業者は指示通り荷物を運んでくれます。大きな家具家電など、1人で運べないものは引越し業者に指示通りの場所に置いて貰いましょう。
積み下ろしから配置まで、1~2時間もあればほとんどの作業が完了します。作業が終わったら精算をしましょう。
たとえ少額でも、チップとして作業スタッフに感謝の意味も込めて渡すと喜ばれるかと思います。
新居でのライフラインの開始確認・作業
恐らくほとんどの方は、引越し作業完了時刻頃に合わせてガスの開栓を依頼しているかと思います。
ガスの開栓をしにガス会社が訪問しますが、希望通りの時刻に来てくれるわけではありません。12~14時、15時~17時などの2時間ほどの時間内で来るパターンがほとんどです。
電気はブレーカーを上げ、水道は元栓を開けましょう。事前に停止手続きや住所移動手続きを行っていればすぐに使用できる状況かと思います。
近隣住民へ引越しの挨拶
一息ついたら近隣の住民の方へ挨拶へ行きましょう。引越し作業前に挨拶をしてもいいですし、バタバタしていれば終わってからでも大丈夫です。理想は前日や前々日に挨拶が出来ればいいですが、遠方だったり忙しくて挨拶に行けない場合は作業完了後でも何も問題はありません。
引越しの挨拶時は簡易的なもので構わないので必ず挨拶の品物をお渡ししましょう。挨拶に関しては以下の記事で詳しく解説しています。是非参考にしてください。
荷ほどき作業
挨拶が終わってとりあえず即日に行う事を済ませたら荷ほどきの開始です。当日に全て終わらせるのは大変なので数日かかっても大丈夫なので、必要なものから少しずつ荷ほどきをしていきましょう。
引越し業者から注意点として伝えられているかと思いますが、冷蔵庫のコンセントは運搬してから数時間は付けないように注意してください。
荷ほどきで不要になった段ボールは、引越し業者が無料で引き取ってくれる場合があります。もし引き取りのできない業者であれば近所の段ボール回収箱などに捨てるようにしましょう。
故障や破損の確認
荷ほどき作業を行いながら、大きな家具家電の破損が無いかの確認も必要です。前述しましたが、もし破損していたり、新居の壁や柱に傷などがついていた場合は、引越し業者に問い合わせる事が大事です。
ご自身で梱包・荷造りした場合の段ボールの中の荷物が割れていたり破損していた場合は、法律により引越し業者の補償対象外となります。
引越し後の「やることリスト」
大変な引越しも完了しました。これで一安心…。と言いたいところですが、引越し後の手続き等が残っています。これが最後の「やることリスト」となりますので、頑張って終わらせましょう!
順序 | やる事 | チェック |
---|---|---|
① | 役所手続き | |
② | お子さんの学校・幼稚園の手続き | |
③ | 各登録内容の変更(住所変更) | |
④ | 引越し後の不用品処分 | |
⑤ | 車や単車の住所変更 | |
⑥ | 旧住居の引き渡し・最終手続き・立ち合い |
役所手続き
引越し前の手続き時に説明しましたが、引越し後は「転入届」か「転居届」を提出しなければなりません。市区町村内での引越しの場合は「転居届」、違う市区町村への引越し時は「転出証明書」を持って「転入届」の手続きをしましょう。
手続きは、新居に来てから2週間以内に行わなければなりません。
その他一緒に手続きするものもあるので、可能な限り一度で済ませるようにしましょう。
- 国民健康保険の手続き
- 国民年金の住所変更
- 印鑑登録の手続き
- 児童手当手続き
- マイナンバーカード手続き
お子さんの学校・幼稚園の手続き
引越し先での幼稚園や保育園、各学校で転校・転園手続きを行いましょう。
引越し前に以前通っていた幼稚園や学校から「在園・在学証明書」が必要になります。また、転校や転園に必要な書類は事前に準備されているかと思います。
所轄の市区町村役所・役場の窓口で手続きを全て済ませたら幼稚園や学校へ必要書類の提出をしましょう。市区町村や学校によって手続き方法が違ってきますので、詳しくは役所窓口で事前に問い合わせる事をおススメします。
各登録内容の変更(住所変更)
引越し前に全ての住所変更手続きは行っているかと思いますが、引越し後にもう一度すべて住所の変更ができているかの確認が必要です。
特にECサイトは変更のし忘れが多いので確認が必要です。
引越し後の不用品処分
引越し前は必要と思って持ってきたは良いものの、実際に新居には必要のない物はありませんか?
デザインが合わなかった、大きすぎて部屋に圧迫感がある、新しいものを買い替えたなど、必ず不用品は出るかと思います。
売れそうなもの | 出張買取サービス |
処分するのにお金がかかりそうなもの | 不用品処分・一斉撤去業者 |
小さく分解できそうなもの | 一般ごみ・粗大ごみ |
処分品を分別していくとCDや書籍などの売れそうなもの、処分にお金がかかりそうなもの、小さく分解して自分で処分できそうなものなどがあるかと思います。それぞれ処分方法は異なってきますので、是非参考にしてみて下さい。
車や単車の住所変更
車や単車を所有している方は、住所の変更を行わなければなりません。車の場合は車検証に記載されている住所の変更、そして車庫証明も取り直さなければいけません。単車の場合は住所変更の登録手続きになります。
運転免許証の住所変更もついでに行いましょう。免許更新センターや試験場で住所変更は行えますが、所轄の警察署でも住所変更が可能です。個人的には所轄の警察署での住所変更を推奨しています。
旧住居の引き渡し・最終手続き・立ち合い
最後は旧住宅の引き渡しになります。賃貸マンションや賃貸の一軒家なら、管理会社の立ち合いがあります。破損個所などを一緒にチェックします。経年劣化や元々あるキズや破損などもあるので、入居時に必ず写真を撮っておくとトラブルにならなくて済みます。
基本的には入居時に払っている敷金礼金で破損やクリーニング代を補填し、残金が返還される仕組みなのですが、破損個所が多かったり穴がたくさん開いていたりすると追加で請求される場合もあります。
最近管理会社とのトラブルが多いと聞きます。もちろん借りていた当人に問題がるケースも多いのですが、最近はゼロゼロ物件が多いので請求金額が払えないといったケースが多いようです。
そのようなトラブルを避けるために、普段から賃貸物件の場合は丁寧に扱わなければなりません。
まとめ:引越し時は忙しいので事前にできる事はしておこう
以上が引越し前と引越し後の「やることリスト」になります。1つずつチェックして見落としていないかを確認するようにしましょう。
特にお子さんのいる家庭では、やらなければいけない手続きが山ほどあるので必ず引越しの数カ月前からは準備しておくようにしましょう。
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